格安航空券とは

ご旅行やご出張、長期休暇の際の帰省などで、国内の航空券を購入しようと思ったときに、インターネットでWEBサイトを検索する方は多いかと思います。

例えば、「航空券 国内」と検索すると、検索結果には「格安航空券」の文字が多く見受けられると思います。

同じ飛行機に乗るのであれば、「少しでも安く、お得に乗りたい」と考えるのが、人間の性でしょう。(予約や買い物をするときに、値段を見ずに決めれるような生活をしてみたいものです。うらやましい。。。)

航空券の予約を取り扱う各種サイトでは、「格安」をつけてのアピールが珍しくない状況と言えます。

さて、ここで出てくる「格安航空券」とは一体どのような航空券のことを指しているのでしょう。

それを以下でご説明していきます。

航空会社の正規割引運賃

航空会社のWEBサイトで、利用日、出発空港、到着空港で検索してみると、該当の便名や各運賃がズラーッと並んで表示されます。

その中で、日本航空なら「普通運賃」、全日空なら「ANA FLEX」のように、最も高い料金で表示されているのが、基本となる運賃になります。

例えば日本航空のWEBサイトで、2019年7月15日の羽田空港出発、新千歳空港到着で検索してみると、大人普通運賃:40,640円と表示されています。

大体の方は、往復で利用されるかと思いますので、単純に2倍にしてみると往復で80,000円を超えてくる形になります。1泊2日のご旅行であれば、この料金にホテルの料金を加算すると、

一人で100,000円近くなる計算になります。

かなりお高いですよね。

そこで、各航空会社では割引運賃という券種が設けられています。

上記の日本航空のWEBサイトであれば、スーパー先得:16,060円が最安表示となっております。

単純に約60%の割引率となります。かなりお得です。

ただし、利用する際のルールが普通運賃とは異なります。まずひとつ目は、予約受付している日程が決まっている。先ほどのスーパー先得を例にあげると、利用日の55日前まで予約可能と定められています。2つ目は取消手数料が高額な場合があるです。スーパー先得であれば、搭乗日の54日前から便出発までにキャンセルをすると、50%相当が取消手数料として発生します。

普通運賃であれば払い戻し手数料の430円のみとなりますので、かなり大きな差といえます。

利用される方の状況に応じて、使い分けをするのが良いでしょう。

※2019年5月15日の検索結果を閲覧

1泊付きの往復航空券

2つ目は、いわゆるパッケージツアーとなります。往復の航空券と1泊の宿泊がついたセットのプランとなります。このプランのお得なところは、1泊のみのセットで、復路の帰着日を延長できるものが多いということです。

往復の航空券にホテルが1泊がつくので、往復の航空券だけ買うより高くなるのでは、、と心配になる方もおられるでしょうが、必ずしもそうとは限りません。

なぜなら航空券が旅行用の航空券代金でセットされているので、日程によっては航空券のみの購入よりもオトクな場合が少なくありません。

また、宿泊先はすでにあるという場合は、セットされている1泊のホテルは不泊(放棄)にしても問題はありません。ただし、当日ホテルに泊まることができなくなった旨を必ず連絡しましょう。

泊まらないのに連絡をしなければ、ホテルはその部屋をキープしておくことになります。そうすると本当に泊まりたい方に部屋が供給されない可能性があります。気持ちよく多くの人が利用できるように配慮するといったことは重要になってきます。

このときは、利用者側の都合で泊まらないわけですから、当然返金はありませんので注意が必要です。

株主優待券を利用した割引運賃

JALやANAは、株主の方に年2回株主優待券というものを配布しています。

これはどのようなものかと言いますと、航空券を予約する際に選ぶ券種の中に、株主優待割引運賃があります。おおよそ普通運賃の半額となるので、日程が差し迫っており、他の安い割引運賃も空いておらず、普通運賃しかない場合は、劇的な割引となります。

この券種を利用するために、1区間1席につき、株主優待券が1枚必要となります。

ちなみに、JAL、ANAの株主優待券の配布条件は以下のとおりとなります。

事前に計画している旅行の場合は、あまり利用する機会がないとは思いますが、ビジネス利用で急な出張が搭乗の前日に決まったなどという場合、割引運賃がない場合があります。普通運賃で購入すると非常に高額となりますので、そういった状況では非常に便利な券種と言えるでしょう。